敷居の低い愉しみ
土曜日の午後はラジオでメトロポリタンオペラのマチネのライブ中継をやっています。
今日はイエヌーファでした。
途中休憩の間に歌手や指揮者にインタビューしたり、オペラカルトクイズやっていたりとなかなか工夫された内容の番組でした。
生なんで、洟かんだ音とかも入ってたし(笑)はずかちー。
オペラってなんかスノッブなイメージがありますが、そんなたいそうなもんじゃありません。
魔笛の夜の女王のアリアだって要は、娘に対して
「なんであんた私のいうこときけないのよ!
キーーーーッッ!!」
という曲です。
私が好きなのは道化師のカニオの歌。
かみさんが浮気しているのが発覚した直後に、舞台でピエロを演じなきゃいけない
俺って辛いよーーー
って曲だから。
今日のイエヌーファは
「義理の母が、妊娠したあげく男に顔を切りつけられた娘が産んだ赤ん坊を、厳寒の川に沈めて殺す」
お話でした。
オペラの筋なんて、大半は女性タブンレベルなんですよ。ほんとに。
三面記事のネタを美しい音楽と壮麗な美術で膨らましたもの、それがオペラではないかと。
「人間ってしょーもねーなー(笑)」と思いながら、音楽や演出を楽しんでおります。