国際法務担当者の筋トレ

三度のメシよりネゴが好き(ネコではない)。某社法務担当が日々気になるトピックを少しだけ深掘りします。

NYBARについて考える~勉強開始前の疑問編

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どのくらい勉強すれば受かるものなのか?

 

総勉強時間は470時間くらいです。

「1日14時間~15時間くらいやっていた」 「前年の9月からやっていた」 「1月からは授業に出ないでローの自習室でずっとやっていた」 などという、オソロシイ噂を聞きましたが まぁたぶんそんなにやらんでもよいのです。 ご安心めされい。

むしろ数値目標とすべきはMBEを解いた数だと思います。

 先の表でいくと、全体の3分の1くらいの時間をMBEに割いています。 今計算してみたら、思ったより少なくてびっくりしたんですが 本人の感覚でいうと、NYBARの勉強≒MBEの勉強くらいな感じです。 少なくとも問題演習に割いた時間は、ほぼMBEを解く→答え合わせをしていました。

合格するためには、日本人のみならず、JDにとっても MBEが平均くらいとれるようにならないとお話になりません。 なるべく早く、50問くらい解いて安定して6割くらいの正答率が とれるところまでもっていく必要があります。 MBEの問題の詳しい内容については、後のエントリで書きますが 何問くらい解けばそこまでいくのかは、人によって違うと思います。

私がそのレベルまでいったのは PMBRの模試の時期(7月13日頃)だったように記憶しています。だいたい2000題くらい解いた時点です。 いかんせん時期が遅かったので、本番のMBEの点数は132.5とあまり伸びませんでした。

合格のためのコツのひとつは、MBE6割の壁をなるべく早く突破することだと思います。

 ○○だから、受かりやすいの謎

 ○○には、弁護士とか、家族がいるかどうかとか、出身大学とかが入ります。 勉強始める前は、結構気になるんですが、今思うに、スペックそのものが問題なのではないです。 要は自分を追い込む術を心得ているかどうかっちゅーことだと思います。

NYBARは一気呵成にグワッッと勉強して、受ける試験です。

 

短期間にケタ違いに伸びることが期待されていて、伸びなければ落ちるんです。 5月下旬に入ったら、いきなりフルスロットルで爆走してかなければいけません。 思うように理解と記憶が伸びていかない、集中できない、やる気がでない・・・ そういう事態になったら即座に立ち直らないと、ほぼアウトです。

難関を突破してきた方は、それが難関であればあるほど 自分にとってうまくいく方法を知っている。だから、総じて受かる人が多い。 そういうことなんだと思います。

敵を知り己を知れば百戦危うからず、といいますが 敵についてはBarBriがかなり細かく教えてくれます。 敵以上に己を知ることが重要なんじゃないかな、と。 先行逃げ切り型なのか、まくり一発型なのか 聴くほうが集中するのか、読むほうが集中するのか 新しいツールを使いこなせるようになるのが速いのかどうか など、自分の癖を把握しつつ、やってけばよいんでないかと。

どのように勉強すればよいのか?

 

以下、次号。