NYBARについて考える~NYエッセイその他編
NYエッセイは恐れるに足らず!
NYエッセイの勉強リソースは、二つ。 BarbriのNY本とBarbriの授業のノートです。
BarbriのNY本には、過去のエッセイの問題が模範解答つきで100題載っています。 Barbriのスケジュールに乗っかっていると、半分の50題くらいをやることになります。
さて、「やる」といって、何をやるのか。
答え。
- 問題文を読む。
- 答案に書くことをなんとなく思い浮かべる。ここまでで5分。
- 模範解答をフムフムと読む。 この程度です。
Barbriの授業に出ていると3回くらい実際に答案を書いてみて、それを添削してもらうチャンス があります。これは絶対にやるべき!です。 なぜかというと、実際の試験では10点満点中5点がつく答案を5問そろえられれば 合格だと教えられるのですが、答案を提出してみると、5点は意外に簡単に取れることがわかります。
定義とかかなりあやふやでも、なんか書けていれば1/3点は振ってきます。 結論にだって、問題提起にだって点は割り振られています。 ストライクゾーンから外れていても、暴投じゃなければ、相応の点がつくのです。
Barbriの問題添削とNYエッセイの検討を通じて:
- 正確に再生できるようになりたいルール(hearsayの定義とか)
- おぼろげに覚えておいて、あとはその場で適当にでっちあげるルール
- 完全に無視していいルール を出題頻度や重要性に応じて、区分けできるようになればしめたものです。
これさえできるようになれば、あとはNYエッセイ本を読むよりは自分の 授業ノートを読んで、記憶に努めればよいのです。 私自身はNYエッセイ本全部の問題を読んでいません。Barbriで課題で出されたのも 最後のほうは読んでいない(一応、全ての科目の問題には目を通しましたが)ので 合計40題強しか読んでいないような気がします。 だいたい何が出るのか感覚がつかめてきたな、と思ったら後は自分の ノートを「これはMBE」「これはエッセイ」と頭の中で区分けしながら 読めばよいのです。
勉強方法の全体的なイメージをいうと、最初はノートを読むところから始まって 途中は問題演習に比重を移し、最後にまたノートに帰ってくる感じです。
あと、本番では必ず知らない事が聞かれます。
これ習ってないよ!といいたくなるんですが、そのときは慌てず適当に近いルールを当てはめて先に進みましょう。
私は、とある論点で、民事のルールは知っていたが、刑事のルールを知らなかった (ノートにもなかったから、知らないで正解)について、民事のルール で書きました。 あと、信託の問題のところでも、相続のルールで書いたりしました。 そう、ここで必要なのは、大胆さ!です。 実際に点がついたかどうかはわかりません。
ただ、変なことを書いてもマイナスにはならないし、なにか書いておけばなにかしら点がついてくる可能性が高いので とにかく全ての論点について何かを書くようにしましょう。