国際法務担当者の筋トレ

三度のメシよりネゴが好き(ネコではない)。某社法務担当が日々気になるトピックを少しだけ深掘りします。

予防注射

ようやくHealth History Formの作成にとりかかります。 実はこれ、最初の書類セットの中に含まれていたんですが、Health History Formをダウンロードできると書いてあったWebページ上でなかなか見つからなかった(結局ググった、全然違うところにあるでやんの)のと、提出期限が6月中旬だったので、ほったらかしでした。 まず、住所とか緊急連絡先とか既往症までは想像ついたんですが、血族の既往症まで書かされます。 難関が、予防接種の記録。破傷風(tetanus・10年以内)、はしか(Measles・2回)、おたふく(Mumps)、風疹(Rubella)が必須です。日本で通常の予防接種を受けてきた人は、はしかを1回しか受けておらず、破傷風の期限切れが来ている可能性が高いので、注意が必要です。母子手帳とか小・中・高の健康診断記録とかひっぱりだして確かめてください。 これに加えて流行性髄膜炎のワクチン(Meningococcal Vaccine)も必須の項目に含まれています。予防接種をお願いした先生曰く、サハラ砂漠の風土病で、本来ならそこにしかウイルスがいないはずなのですが、かの地の人々はムスリムなのでメッカ巡礼に行き、そこでウイルスをもらった人が帰国して流行らせてしまうそうです。 しかーし、このワクチン日本では認可されていないのでした。小さなガッツポーズ。……いやいや、仕方なしに「罹患しても当局の責任ではありません」との項目にチェック。 もう一つ注意が必要なのは、結核。日本人は一億総BCGなので、ツベルクリンを打つと陽性になります。しかし、かの地では、BCGを打ちません。 陽性だとすわ結核って話になります。なので、胸部X線写真の結果をもって疑いを晴らす必要があります。 結局、私が打たなきゃならないのは、破傷風のみでした。他にもおすすめの予防接種に肝炎とか、腸チフスとか、黄熱病とかあるんですが、幼少のみぎり、1回の注射で前・最中・後と3回泣いた私が、必須の注射以外を打つはずがありません。 というわけで、国立国際医療センターへ行ってきました。ここの海外渡航者準備室では、予防注射に加えて、健康診断や予防接種相談もやってます。私は駆け込みでやったんですが、原則要予約。価格については、海外渡航者準備室のHPを参照してください。 先生、注射上手でした。痛くなかった。あの薬液が入ってくる嫌な痛みが全然なくて。でもその後二日近く、左腕の上腕を中心に肩甲骨あたりまでじわーっと鈍痛が。左腕に力入らないし。 ああぁぁぁ白血球が戦ってるぜ……って感じ。 この後、Health Care Providerに簡単な健康診断(身長体重、視力、血圧、脈、問診)をやってもらって、サインをもらってようやく完成。疲れた。送付。 モータースポーツ7月5日 おたふく大流行のため、Mumpsの予防接種回数が2回に変更になったそうです。 ふざけんなぁぁぁぁ。 ま、幸い私は2回以上打ってあるので無問題ですが。 日付の補正のために、また書類をださなくちゃなりませんが。