国際法務担当者の筋トレ

三度のメシよりネゴが好き(ネコではない)。某社法務担当が日々気になるトピックを少しだけ深掘りします。

行間のロック

石器時代の生活じゃまずかろうと、こっちにきてからラジオを買いました。 ウィークデーの夜7時からアリス・クーパーの番組をよく聴いています。 外見は変態系ロックミュージシャンですが、言ってることは極めてまともです。賢そうにすら聴こえます。 アリス・クーパーでなくとも、クラッシックロックの局に合わせていること圧倒的に多いです。 クリスマス前、試験勉強中にオジーとシャロンに オ:Merry・Fピー・Christmas シャ:Ozzy! Don't say that!! と言われたときには、腹抱えたのちに頭抱えました。 多少、クラシックロックの知識があって、楽しく英語を勉強したいという方にお勧めの本がコレ。
ピーター・バラカンさんが歌詞に訳をつけている本なのですが、読むと「おぉ」という曲がセレクションされています。 たとえば、この曲。 映画『ピンポン』で「ぼーん!・・・ぼーん!!」「in the USAも歌いなよ」のあの曲です。 某・藪大統領がイラク戦争の時に国民をあおるためにこの曲を使おうとしたのですが、選択ミスだということがわかります。 この曲、ベトナム戦争から故郷帰ってきた兵士が、仕事がないばかりか世間の冷たい目にさらされて政府に恨み言を述べているという、とっても反体制的な歌なのです。 ちゃんと歌詞を読むと。 曲のセレクションは著作権に阻まれたため(ストーンズだったかビートルズの曲はカバー曲だった)、それほど有名でない曲も多いのですが、それでも十分面白い本です。